破産後の生活はどう変わったのか?
破産開始決定が出てから、約3週間が経ちました。
破産開始決定が出るまでの間は、気持ちが落ち着かず、なんかビクビクして過ごしていた感じがあります。
ところが、破産開始決定が出てから、会社と個人は両方管財事件の扱いとなったことで管財人との面談を行い、今までの経緯をすべて話してきました。
確か、4時間くらいかかり、会社と個人の2つのため、主に借金した理由を聞かれました。
管財人との面談で聞かれたことについては別の記事に残しておりますので参考にしていただければと思います。
私が代理人より破産を申し立てして一番気になっていたのは
破産後の生活はどうなっちゃうんだろう???
というものでした。
何よりも、破産後の生活についての詳しい体験談やブログなどが一切見つからず、みなさんがどのようにして生活をしているのかがわからなかったからです。
サラリーマンの方であれば、毎月の収入が必ず入ることで生活費はある程度確保されます。
ところが、自営業や会社をやっていた元経営者の立場としては、破産開始決定が出るまでに発生した売上というものは、一切入ってきません。
当然ですが、破産の手続きが終わってから、売上を配当する時がやってくるのですが、会社のために出した自己資金は1円も返ってこないと思ったほうがいいです。
破産前に自営業の売上から役員報酬という形でもらっていた方にとってはいきなり給料が0円となります。
それでは生活が一切成り立ちません。
そこで、認められているのが「自由財産の拡張」というものです。
代理人弁護士は99万円までの現金と20万円までの預金を今後3ヶ月くらいの生活ができるだけの財産保持ができるようにしてくれるはずです。
私の場合、99万円という現金を手元に残すことはできませんでしたが、破産開始決定後にも事業の一部をそのまま継続できるようなアドバイスを頂きました。
そのおかげで事業の一部をだんなさん名義に譲渡するという形で今はやっております。
私がやっていた事業を継続することができないと生活はできないので、そのような形を取りました。
ただ、当初、管財人はお仕事は見つかりましたか?ということを電話で言われたことがありました。
でも、管財人との面談の際、今後も事業の一部は継続していきたい!という意志を伝えたら、その件についてもアドバイスがもらえたことも大きかったと思います。
今はまだ収入が満額入ってくる状態ではないので、安定して生活という状態ではありませんが、思ったよりも普通に過ごせています。
事業の譲渡ができれば、やっと普通の生活ができるレベルの収入が確保される予定なのでそのためにもしっかりとやっていきたいと思っています。